治療しても元通りにはならない?

イラストこんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

おおた歯科クリニックは、むし歯、歯周病、義歯(入れ歯)などの治療はもちろん、予防的治療、審美的治療などにも力を入れています。

ネット上で歯周病治療の体験記を拝見しました。

今まで歯医者で歯周病治療の話をされるも他人事で、歯を失い入れ歯なども高齢者のものだろうという考えのまま53歳になり、歯周病が悪化してしまった方の記事です。

 

歯周病は、人類が最も罹患(病気にかかっていること)していると言われているにもかかわらず、正しい知識が広まっていない病気です。

 

出血や痛みがないから歯周病ではない。

腫れた歯ぐきが落ち着いたから、歯周病は治った。

しっかり歯磨きをしているから、歯周病ではない。

歯医者に通えば歯周病は完治する。

 

これらは誤りです。

 

歯周病は、サイレントディジーズと呼ばれ痛みがなく進行していきます。

急性症状の腫れや痛みがひいても治っているわけではなく、歯肉は下がり続けます。

正しい歯みがきが非常に大事ですが、歯みがきだけでは防ぐことはできません。

歯周病の治療で歯肉の改善はします。

しかし歯周病が進行していると、治療回数と期間がかかります。また歯周病が進行し重度の歯周病になると、治療しても治りきらず抜かないといけなくなることもあります。またその歯を抜かずに無理に残すと、隣りの歯が悪くなりグラグラと揺れてきてしまいます。

 

冒頭の歯周病治療の方も同様の話を歯医者で聞いて驚いていたようです。

引用~~~~~~~~~~~

「一度ダメになった歯茎は、二度と復活することがないんです」

歯科衛生士にそう言われて、大きな衝撃を受けた。なぜ、今までそんな重要なことを教えてくれなかったのか。もしかしたら教えてくれていたかもしれないが、歯の治療に興味がなかったので、右耳から左耳に抜けていたのだろう。

『歯科医院=歯を治してくれるところ』という認識だったので、歯周病も風邪や骨折と同じように、治療すれば完治するものだと思っていた。歯石を除去すれば歯茎の痛みがなくなっていたので、私自身は「治った」ものだと理解していた。

引用~~~~~~~~~~~

「痛くなったら歯医者に行く」 のは昔の話…50代からでも遅くはない「真剣な歯磨き」のススメ
https://gendai.media/articles/-/129047?imp=0

 

治療し、痛みがなくなっても元通りになるわけではありません。(治療により腫れや出血を引かせることは可能ですし、改善はします。)

下がってしまった歯肉がすぐ元の位置に戻ることは難しく、患者さんの感覚と実際の歯周病治療には大きな差があります。

 

また、歯科医院で先生と歯科衛生士さんが健診、歯周病治療のメンテナンスの話、ブラッシングの説明をするのはこういったことからです。何度も聞いているのになぁと思われるかもしれません。

実際に歯が悪くなってから、先生や歯科衛生士さんの言っていた通りでした。治療をしておけばよかったという方は非常にたくさんみえます。

歯周病が悪化する前にぜひ治療を進めていただけると安心です。

 

 

上記の内容は記事を執筆当時のものになります。

治療法、治療材料、治療費など変更になっている場合があります。

ご理解のほどよろしくお願い致します。

診療科目 一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科

治療内容 むしば治療、むし歯予防、根管治療、知覚過敏、口臭治療、口臭予防、歯槽膿漏治療、歯周病治療、歯周病予防、歯周外科治療、義歯(金属床、ノンクラスプデンチャー、スマイルデンチャー、マグネットデンチャー)、親知らず、顎関節症治療、いびき治療、睡眠時無呼吸症候群治療、歯ぎしり治療、審美的治療、マタニティ歯科検診、ホワイトニング、スポーツマウスガード、ダイレクトボンディング、セラミックインレー、セラミッククラウン、オールセラミッククラウン、ラミネートベニア、イーマックス、e-max、ジルコニア、ジルコボンド、メタルボンド

女医、女性歯科医師在籍、バリアフリー、待合室キッズスペース、完全個室あり、ファミリールーム(キッズスペース付き診療室)あり

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