歯科金属アレルギーの発病メカニズムを解明!

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

おおた歯科クリニックは、むし歯、歯周病、義歯(入れ歯)、小児歯科などの治療はもちろん、予防歯科治療、審美歯科治療などにも力を入れています。

歯科の保険診療で使われる金属のほとんどは、金銀パラジウムという金属です。

ロシアによるウクライナ侵攻という国際情勢の背景で、パラジウム価格が高騰しているというニュースを見た方も多いかと思います。

金銀パラジウムという合金の組成ですが、銀が50パーセント、パラジウムが20パーセント、金が12パーセント程度の割合になっています。

そのパラジウムが金属アレルギーの原因のひとつとされていたのですが、詳しいメカニズムがわかっておりませんでした。

今回東北大学がその発症メカニズムを解明したという研究発表がありました。

 

銀歯イラスト

 

その機序がこちらになります。

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酸性の食物や口内に残った食べ物の分解、口腔細菌の代謝産物によって、パラジウムは溶け出すのだ。

溶け出したパラジウムはその後、口の中の歯茎などの皮膚に浸透するという。そして体内のあらゆる場所にある樹状細胞がパラジウムにさらされると、MHCという免疫反応に寄与する遺伝子複合体が細胞内に輸送され、MHC上の抗原ペプチドが病原ペプチドに置き換わり、アレルギー抗原となる。そうするとアレルギー性T細胞(T cell)が活性化し、パラジウムアレルギーが発病するというメカニズムだ。

引用 東北大学、歯科金属アレルギーの発病メカニズムを解明!

https://news.yahoo.co.jp/articles/281ffd2bec6b34f87717296dcb46308c304206ac

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金属アレルギーの場合、金属を除去したり、金属を使わない治療で対応しています。

これらの研究がすすむと、また別の治療法が開発されるかもしれません。

 

研究に期待しつつも、まず金属が必要ない状態を保てるように検診をしましょう。

また保険診療で金属を使わない治療も、昔に比べて増えてきています。

一度歯科医院にて相談してみましょう。

 

 

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