高齢者の「何でもかんで食べることができる人」と歯の数

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

おおた歯科クリニックは、むし歯、歯周病、義歯(入れ歯)などの治療はもちろん、予防的治療、審美的治療などにも力を入れています。

みなさんは、なんでもかむことができますか?

20代、30代の方は、かむことができないということのイメージが難しいかもしれません。しかし、歯周病などで歯を失ってしまったり歯の揺れが出てくると、かんで食事をするという当たり前のことが、当たり前でなくなってしまいます。

厚生労働省による「国民健康・栄養調査」という調査の最新データが2020年12月に発表されました。この調査の中に、「何でもかんで食べることができる人」と歯の本数についてのデータがあります。

 

8020運動という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれません。

80歳でご自身の歯が20本以上あると、食事でなんでも噛めることが多いという簡単な基準になります。

人間の大人の歯は基本的に28本あります(親知らずを含まず)

若い方には、8本も歯がなくなるということは想像できないかもしれません。

 

しかし、50代になるとおよそ15パーセントの方が、なんでも噛むことができないと感じるようになってきます。

この年代になると、8本以上歯を失ってしまい、すでにお口の中に20本以上の歯が残っていない方が10パーセント以上になってきます。

もう少し年齢があがってくると、半分以上の方が残っている歯の本数が20本未満になってしまい、なんでも噛んで食事ができるという方も大きく減ってしまいます。

 

昔に比べるとむし歯や歯周病に対する予防の意識が高くなっており、残っている歯の本数もかなり増えてきています。

しかし、将来的に半分以上の方がなんでも噛めるということができなくなってしまうという調査結果が出ています。

 

ではこのような方たちは、なぜ歯を失ってしまったのでしょうか?

歯みがきをしていなかったのでしょうか?

歯科医院に来院され歯を抜くしかなくなった方でも、歯磨きをしていなかったという方はほとんどいません。「歯磨きはちゃんとしていたし、昔は歯が丈夫だったのに…」とおっしゃる方がほとんどです。

しかし、痛みがないため歯科医院へ通院することがないと、歯周病治療を行ったり歯周病の予防や治療話を聞く機会がなくなってしまいます。

そのことが原因のひとつと考えられます。歯磨きだけでは歯を守れないということを知っていただく必要があるかと思います。

 

若い方の中には、歯科医院へ予防で通院されるという考えがないかたもみえます。しかし歯周病は30歳で8割以上の方がかかってしまいます。

その歯周病に対して治療をしていかないと、「なんでも噛める」という当たり前が当たり前でなくなってしまいます。

痛みがないうちから、歯周病の治療、むし歯や歯周病の予防をしてきましょう。

 

 

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