歯を抜くしかない!少しでも歯を残す方法

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

おおた歯科クリニックは、むし歯、歯周病、義歯(入れ歯)などの治療はもちろん、予防的治療、審美的治療などにも力を入れています。

抜歯は避けて、歯を保存する治療をしていくことに全力で取り組んでおりますが、どうしても抜歯をしないといけない時もあります。

抜歯が必要な歯の状態や抜歯をする理由によりますが、抜く部分を少なくし、少しでも歯を残していく方法があります。

歯根分割抜去法、歯根分割抜歯法と呼ばれる方法で、ヘミセクション、トライセクションと呼ばれることもあります。

 

歯根分割抜去法は、主に大臼歯(奥歯)が適応になります。
すべての歯が揃っている方で、手前から6本目、7本目になります。

根が複数ある奥歯を分割して、病巣などがあったり折れてしまっている歯根を抜く方法です。健康な部分の根は残すことができます

 

 

抜いた後は、ブリッジで補綴治療を行うのが一般的です。

1本を全部抜いてしまうと、入れ歯やインプラントを考えないといけない…、そんな時にこの歯根分割抜去法は非常に役に立ちます。

残っている歯根を使うことでブリッジをすれば、元に近い感覚で歯を使うことができます

元の歯の半分や1/3になっているため、より手入れは必要になります。

適応

歯根が複数ある歯の中の1つに、根管治療ができないほどの病巣や歯根破折がある場合などが適応になります。

すべての歯根に病巣があったりする場合は残念ながら適応になりません。

根の先にできる根尖病巣は始めは一つの根にできていても大きくなると、となりの根まで影響を及ぼしてしまうこともあります。

また根尖病巣の中には、痛みの出ないものも多くあります。検診時のレントゲンでみつかるため、定期的に歯科医院に行かれると抜歯のリスクもへるかと思います。

 

定期検診で歯科医院に通っていても、歯根破折は急に起こってしまいます。

もし可能であれば、歯根分割抜去法(ヘミセクション、トライセクション)で少しでも歯を残しましょう。

 

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