こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。
校医を務めさせていただいている大垣東小学校の学校保健安全委員会に、先日参加させていただきました。
内科の先生、眼科の先生など、様々な先生が集まり話し合いをする場です。歯科のこととしては、食育、むし歯予防などが担当になります。
大垣東小学校は、大垣市全体に比べ、う蝕罹患率、う蝕未処置者率(むし歯を治していない方の割合)も低く、親御さん、担任と学校保健担当の先生の努力の賜物かと思います。
1学期末のむし歯、その他(歯肉炎、顎関節症など)の平均治療率は62パーセントになります。
つまり38パーセントの方は、まだ受診しておらず治療をしていない状況になります。むし歯は自然に治ることはありません。治療をしない限り大きくなっていきます。
むし歯を放置すると…だんだん進行して大きくなっていきます。むし歯が大きくなると…
治療回数が増えます
小さいむし歯の場合は一回で治ります。大きくなると、型取りをして金属の詰め物になり、回数も2回かかります。もっと大きくなってむし歯が神経に達すると、さらに回数が増えてしまいます。
逆に言うと、早めに受診をすることで治療回数を大きく減らすことができます。
治療後の審美性の低下
小さいむし歯は、レジンという白くプラスチックで詰めることができます。むし歯が大きくなると、保険治療の場合は金属で詰めたり、銀歯で被せることになります。もちろん、白い被せ物もありますが、歯の場所によっては保険外での治療が必要になることもあります。
小さいうちに詰める場合は保険治療で、白く治すことが可能です。
再度治療が必要になる可能性が高くなります
一度治した部位は、再度むし歯になる可能性があります。金属で詰めたり、金属で被せた場合は、金属と歯の段差からむし歯になってしまうことがあります。また大きなむし歯で神経を取った場合は、将来根の先で炎症を起こしてくる可能性も出てきます。
早期治療で、神経を残し小さく詰めた場合は再治療のリスクが減ります。
学校検診で、もしむし歯、歯肉炎、磨き残しなどのチェックが入った紙をもらった場合は、是非早めに歯科医院を受診していただけたらと思います。
みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療技術の研鑽はもちろん、治療内容と治療方針の説明にも力を入れております。
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