歯の病気が治る「みたらし地蔵」

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

歯の病気が治るといわれている「みたらし地蔵」というお地蔵様が、大垣に建てられたことはご存知でしょうか?

 

大垣城主、戸田 氏鉄(とだ うじかね)が兵庫県の尼崎から移ってこられた際に、全昌寺というお寺を建て替えられました。

奥の細道むすびの地、記念館の近くにあるお寺になります。

 

TV番組「まんが日本昔ばなし」でも放送されたことがあります。

どのようなむかしばなしかというと…

 

昔、美濃の国の全昌寺(ぜんしょうじ)という禅寺がありました。全昌寺は大変修行の厳しいお寺でそんな辛い修行の中でも特に辛かったのは食事でした。

お寺の弟子は100人を超える程いたということです。弟子は増えても食事に使われる米の量は決まっていたので、弟子が増えるに従って食事は天井が写ってしまうほどの薄い粥になりました。「全昌寺の天井粥」と呼ばれるまでになっていました。そしてそんな天井粥を食べ続けるうちにお弟子さんはみんな歯を弱らせてしまい、歯痛に苦しむお弟子さんは増えていきました。若いお坊さんはおなかがすいてたまりません。

その寺で修行する禅栄(ぜんえい)というお弟子さんは、歯茎が腫れて酷く痛むようになりました。歯痛をこらえるのも修行のうちだと思った禅栄さんは歯が痛いのを誰にも相談せずにいましたが、それは日に日に悪化して痛みは全身におよび眠ることも出来なくなっていきました。

それでも修行に参加していた禅栄さんですが、あまりの苦痛に座れなくなり、座禅を組む修行中に和尚さんの居ない隙をついて仏の前座に置かれている箱型の前机の中に入って声をころして痛みをこらえていました。

戻ってきた和尚さんは、禅栄さんが居ないことに気づくとすぐに探し出すように言いつけましたが結局その日、禅栄さんが見つかることはありませんでした。

翌 日、仕事に使う道具を出そうと和尚さんが前机を開くと、そこには歯痛に苦しみぬいて息絶えた禅栄さんがいました。禅栄さんの手を開くと遺書があ り、自分を地蔵として祀って歯痛に苦しむ人の役に立ちたいと書かれてありました。和尚さんはただちに石工を呼んで地蔵を作らせ、丁寧に弔いました。

そ の地蔵に自分の使っている箸を供えて祈ると、歯痛がなくなったのでその噂は遠くまで広がり沢山の人々がやってくるようになりました。そして、人々がお礼と してお腹を空かせて死んだ禅栄さんのために「みたらし団子」を供えるようになったので、誰ともなしに「みたらし地蔵」と呼ぶようになったということです。

 

 

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