こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。
おおた歯科クリニックは、むし歯、歯周病、義歯(入れ歯)などの治療はもちろん、予防的治療、審美的治療などにも力を入れています。
先日、副院長がドクターズファイルさんにインタビューを受け、その記事が完成しましたので、ご紹介させていただきます。
乳児の歯科医院への通院はいつから始める?
https://doctorsfile.jp/h/113232/mt/2/
赤ちゃんを授かったとわかった時には、名前を考えたりベビー用品を購入したりと、忙しくも幸せな時間を家族と過ごす女性は多いだろう。それに加えてやっておきたいことの一つに歯科でのマタニティー検診がある。「妊娠中は女性ホルモンが増えるので、歯周病になりやすい時期でもあります」と教えてくれたのは、「おおた歯科クリニック」副院長の太田真希先生。児童心理学やカウンセリングなどを学び、同院でも小児やマタニティーの診療を担当している。2児の母でもある真希先生は、初めての母子歯科デビューのママからも、先輩ママとして頼れる歯科医師だ。優しい声かけと笑顔を常に心がける真希先生に、妊婦と赤ちゃんの歯科診療について話を聞いた。
(取材日2024年1月18日)
出産前の時間がある時に、できるだけきれいな口腔状態にしておくことは赤ちゃんの健康にとっても大事になる
赤ちゃんの歯科医院デビューはいつ頃が良いのでしょうか?
赤ちゃんが生まれたら、乳歯が生え始める6ヵ月ぐらいから受診していただき、フッ素塗布やブラッシング指導などを受けていただけます。ただお勧めなのは、お母さんの妊娠中、赤ちゃんがマイナス1歳の時からマタニティー検診に来ていただくこと。お母さんのお口の中をきれいにして歯周病予防をめざすことで、早産の予防にもつながるといわれています。歯周病の細菌が多い人は、早産になりやすいというデータがありますから、時間のある時に歯周病を治療し、より清潔にしておくことが大切。またお母さんのお口の中に歯周病の細菌が多いと、赤ちゃんに食事を口移しで与えたり、食器を共有することで赤ちゃんも菌に感染しやすくなる恐れがあります。
具体的には、最初はどのようなことをするのですか?
赤ちゃんには、歯ブラシで落としきれない汚れを専用の機器でクリーニングし、フッ素塗布をします。お母さんには、歯ブラシの当て方などの指導と、家庭でできる虫歯予防法をお伝えします。授乳の仕方や、歯磨き粉の選び方、仕上磨きのポイント、だらだら食べなど注意すべき習慣などもお伝えしますよ。歯磨き粉は、小さいうちは使っていない人が多いのですが、フッ素が入っているものなら予防効果も高いことが望めるので、使ったほうが良いでしょう。意外かもしれませんが、乳児用の歯磨き粉は飲み込んでも問題ない成分でできています。奥歯については、乳歯や6歳臼歯が生えた時に、シーラントという溝を埋めるための処置をすることがお勧めです。
妊婦さんに歯周病があった場合、妊娠中の治療はできるのですか?
安定期に入っていれば、よほどの理由がない限り通常と同じような診療を受けていただけます。健康な方であれば、麻酔も抜歯も可能ですし、痛み止めなども使用できるものがありますので、ご安心ください。心配であれば、産婦人科の主治医とも連携して診療内容を考えますので、相談していただければと思います。また、出産後は、どうしてもお母さんはご自身のことを後回しにしがちです。育児に忙しい中で歯のトラブルで大変な思いをしないためにも、妊娠期間を上手に活用しましょう。大垣市でも妊婦さん対象でマタニティー歯科健康診査の助成を行っているので、こういった自治体のサービスを利用するのもきっかけになるかと思います。
妊婦の歯科検診を受ける時期と、検診の内容を教えてください。
妊娠初期の3ヵ月ぐらいからの安定期に受けていただくと良いでしょう。妊娠中は女性ホルモンが増えるので、歯周病の細菌も増えやすい時期でもあります。歯茎の出血や腫れが出やすいので、通常の時以上に気をつけてほしいですね。大垣市のマタニティー歯科健康診査の内容は、虫歯と噛み合わせのチェックをはじめ、歯肉の状態や顎関節、粘膜の異常を視診し、検査結果に基づく保健指導をします。その後も3ヵ月に1度は定期的な検診で、トラブルの有無のチェックや歯石、着色の除去をしてもらうのが理想です。
お子さんの治療で心がけていることはありますか?
治療が必要な場合でも、嫌がっているお子さんを押さえつけて無理に治療を進めることはありません。当院では、まず診療に慣れてもらうことを最優先しています。例えば、診療で用いる器具が怖いのであれば、実際に触れてもらって、どんな形状なのかを知ってもらいます。話をする際、お子さんと目線を合わせることや優しい声かけも意識しています。児童心理学やカウンセリングで学んだことを生かしつつお子さんの気持ちに寄り添って、信頼関係を築きたいですね。また、最近のお子さんは顎が小さくて、歯並びが悪くなるお子さんも多いので、将来的に気になることがあれば、乳歯の段階からお伝えして、矯正についてのアドバイスもさせていただきます。
ドクターからのメッセージ
太田 真希副院長
何もない時に歯科医院に赤ちゃんを連れて来るのは大変だと思いますが、お子さんは、一度でも治療で嫌な思いをしてしまうとトラウマになってしまうので、できれば虫歯のないうちに予防に通っていただければと思います。乳児の頃から定期的に歯科医院に通っているお子さんは、歯科医院に抵抗がないので診療もスムーズに進むでしょう。入って来た時から大泣きしていたお子さんも、定期的に通院するうちに「歯医者さんに行くのが楽しい」と言ってくれることもあります。私自身も子育て中は困ったこともたくさん経験してきたので、歯磨きを嫌がるお子さんの対処や離乳食の与え方など、いろいろな悩みについても、一緒に考えていきましょう。
上記の内容は記事を執筆当時のものになります。
治療法、治療材料、治療費など変更になっている場合があります。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
診療科目 一般歯科、歯科口腔外科、小児歯科
治療内容 むしば治療、むし歯予防、根管治療、知覚過敏、口臭治療、口臭予防、歯槽膿漏治療、歯周病治療、歯周病予防、歯周外科治療、義歯(金属床、ノンクラスプデンチャー、スマイルデンチャー、マグネットデンチャー)、親知らず、顎関節症治療、いびき治療、睡眠時無呼吸症候群治療、歯ぎしり治療、審美的治療、マタニティ歯科検診、ホワイトニング、スポーツマウスガード、ダイレクトボンディング、セラミックインレー、セラミッククラウン、オールセラミッククラウン、ラミネートベニア、イーマックス、e-max、ジルコニア、ジルコボンド、メタルボンド