犬は歯磨きしないけど、むし歯にならないの?

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こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。

犬は、むし歯にならないのでしょうか?人と犬の歯の違いはあるのでしょうか?

犬も歯磨きは必要とされているのですが、人間と大きな違いがあります。

犬は、人に比べるとむし歯になりにくいです。

犬がうらやましい!なぜむし歯になりにくいのでしょうか?

それは唾液のpHによる違いがあります。人間のお口の中は普段は中性になっています。食事をすると、お口の中にいる菌は糖を栄養に酸を出します。つまりお口の中が酸性になります。

しばらくすると唾液の作用でまた中性に戻るのですが、間食が多いとこの酸性になっている時間が増えるため、よりむし歯ができやすくなってしまいます。

では、犬のお口の中はどうでしょうか?

犬のお口の中は、弱アルカリ性になっています。弱アルカリ性の環境では、むし歯の菌があまり繁殖することはできません。

そのため人に比べるとむし歯になりにくいのです。

 

しかし犬は歯周病にはなりやすいです。

人間も30歳を超えると、およそ8割の人が歯周病に罹患していると言われています。そして、歯を失う原因としてはむし歯よりも割合が多いです。歯を失う原因としては、歯周病が第一位になります。

人も犬も歯周病に対しては歯磨きが必要です。

私の同級生に動物の歯の治療をしている歯科医師がいるのですが、全身麻酔もすることもあるそうです。ライオンの治療をしたこともあり、その時は全身麻酔をしたもののやはり怖かったそうです。

 

その他の人と犬の歯の違いとしては、本数の違いがあります。

人間の歯は、親知らずを抜くと28本、親知らずがすべてある方が32本になります。

犬の場合は42本(犬種による違いあり)です。

 

犬の方が、むし歯にはなりにくく、本数も多くめぐまれている感じが人の場合は、様々な予防処置をご自身で受けることができます。

若いうちに入れ歯が入るだろうと思う方はいません。

歯を失って入れ歯が入る前に、また現在入っている入れ歯が大きくならないように、予防処置をされていかれると安心です。

 

みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療技術の研鑽はもちろん、治療内容と治療方針の説明にも力を入れております。

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