こんにちは。大垣市の歯医者さん、おおた歯科クリニック院長の太田雅司です。
今日は、麻酔の前の麻酔「表面麻酔」についてお話したいと思います。
歯医者に来て、麻酔をしますという言葉を聞くと、みなさんは注射の麻酔を想像されるかもしれません。
歯医者が嫌いな理由で痛いということもありますが、麻酔の注射が嫌いという方も多くみえます。
表面麻酔とは、注射の麻酔をする前になるべく痛みを減らすため行う「歯ぐきに薬を塗る麻酔」です。
麻酔注射の最初の痛みは針を刺す時です。
当院では麻酔注射の前に、針を刺す箇所の歯肉表面にゼリー状の表面麻酔薬を塗布する表面麻酔を行います。
約30秒で効果が出ます。
お子さんのグラグラで、今にも抜けそうな乳歯を抜く時はこれだけで十分で、注射をする必要はないくらいです。
ジンジカインゲル20%
アミノ安息香酸エチル20%の局所表面麻酔剤です。ジンジカインゲルは口腔内粘膜の末梢知覚神経を麻痺させて痛みを緩和します。
すみやかに適度な持続時間のある麻酔作用を有し、安全性と共に評価の高い麻酔剤です。
苦みが少なく甘いバナナの香りが小児にも好評です。
むし歯や抜歯の際の注射麻酔の前に、塗布するだけの痛みのない麻酔として使います。
またそれ以外にも、歯周病治療である歯石取りや歯のクリーニングの際に、痛みを感じることがあれば使うことがあります。
ただ、最近の歯石取りは基本的に痛みはかなり少なくなっているので、安心していただいて大丈夫です。昔ガリガリ歯石取りをされたという方は、是非当院にお越しいただき、今までの歯石取りの経緯を教えてください。
歯石取りの技術アップはもちろん、最新の歯石除去の機器を使っているため、痛みも少なくなっております。
インフルエンザの予防接種などで、表面麻酔をすることはほとんどないと思います。歯科治療の麻酔の際には、麻酔前の麻酔があると思っていただけると、気持ちが楽になると思います。
歯科治療に対してみなさん緊張されており、歯ぐきに麻酔!というと怖く感じるかもしれません。
表面麻酔など痛みをとるために様々なことを行っておりますので、ご安心ください。
しかし、病気が進行し急性の症状の場合は、麻酔の際に痛みを感じやすいです。あまりにもズキズキ痛む場合は、麻酔の際も痛みを感じやすいです。
痛みを感じたり、急性症状が出る前の定期検診を受けていただけると、安心かと思います。
みなさまの歯と健康を守る為、納得の治療を受けていただく為、治療技術の研鑽はもちろん、治療内容と治療方針の説明にも力を入れております。
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